宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 9/29 14:48 太陽、太陽風と穏やかです。小規模なオーロラ活動は見られますが、磁気圏も穏やかです。
2005/ 9/30 13:26 太陽風は360km/秒と低速です。小規模なオーロラ活動が見られています。太陽フレアは穏やかです。
2005/10/ 1 15:20 太陽風の速度が550km/秒に上昇しています。太陽は静穏です。
2005/10/ 2 10:00 高速太陽風が続いています(500〜540km/秒)。オーロラもやや活発に続いています。
2005/10/ 3 12:10 太陽風の速度は緩やかに低下しています。小規模なオーロラ活動が続いています。
最新のニュース

2005/10/ 4 13:06 更新
太陽風速度は下がっています(380km/秒)。放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。

担当 篠原

太陽風の速度は一段と低下して、380km/秒に下がっています。
磁場強度は4nT。小さな振幅で南北に振動が見られています。
AEデータに障害が発生しているようで、プロットが止まっています。
しかし、太陽風の速度が下がっていますので、大きなオーロラ活動は起こしていないでしょう。

太陽風はこのまま穏やかな状態が続き、磁気圏も静穏を保つと思われます。
SOHO EIT284の太陽写真を見ると、太陽の左半分のところにコロナホールが見えています。
周囲もやや暗くなっているため、見にくくなっています。
次の太陽風の乱れは、このコロナホールによるものとなるでしょう。
5〜6日後くらいに、地球に影響を及ぼす位置に来そうです。

また、この写真では、太陽の東端(左端)がかなり明るくなっています。
間もなく、新しい黒点群が上がって来ると思われます。

現在の太陽面には黒点は見られません。
X線のグラフも低いままで、フレア活動は穏やかです。

放射線帯の高エネルギー電子が更に増加して、警戒ラインである10の4乗の線に近づいています。
明日、更に増加すると警戒ラインを越える事になります。
衛星の運用では支障が発生しやすくなりますので、注意が必要です。





SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。