宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/10/ 3 12:10 更新 太陽風の速度は緩やかに低下しています。小規模なオーロラ活動が続いています。 担当 篠原 SOHO衛星のLASCO C3カメラが、9月28日に面白い現象を撮影していました。 太陽に大接近して明るさを増す小型の彗星です。 太陽に近づくにつれて細長く尾をのばしています。 この後、彗星は太陽に飛び込んだのでしょうか。 この様な小型彗星は、SOHO衛星の写真に注意していると時々見られるものです。 昨日以降、太陽風は速度を緩やかに下げ、440km/秒と通常の状態に戻りつつあります。 磁場強度は5nTで安定し、-2〜-3nTの南向き磁場が比較的継続して現れています。 このため、オーロラ活動もやや活発な状態が続き、 AE指数を見ると500nT前後の小規模の活動が連続的に観測されています。 北極域ではきれいなオーロラを楽しめたのではないでしょうか。 太陽風の乱れの原因となるコロナホールは見えていないので(EIT284の写真は昨日のままです)、 太陽風は今後穏やかな状態が続くでしょう。 太陽ではいよいよ東から新しい黒点群が上がってきそうです。 GOES衛星のX線グラフの強度がわずかに増加をしています。 活動的な領域が見え始めているのだと思います。 どのような活動度の黒点群なのか、注目されます。 現在の太陽面には目立った黒点はありません。 812群の数字の左下に小さな黒点が写っているくらいです。 放射線帯の高エネルギー電子が密度を増しています。 まだ警戒ラインには達していませんが、 明日以降、更に上昇するかもしれませんので注意してください。 太陽に接近する小型の彗星。SOHO LASCO C3カメラが撮影。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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