宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 9/26 10:39 宇宙天気は穏やかな状態が続いています。太陽風の速度が400km/秒にやや上がりました。
2005/ 9/27 10:42 太陽風磁場南向きの影響で、オーロラがやや活発になりました。太陽風速度は400km/秒と通常の状態です。
2005/ 9/28 12:37 太陽風は概ね穏やかです。小規模なオーロラ活動が続いています。
2005/ 9/29 14:48 太陽、太陽風と穏やかです。小規模なオーロラ活動は見られますが、磁気圏も穏やかです。
2005/ 9/30 13:26 太陽風は360km/秒と低速です。小規模なオーロラ活動が見られています。太陽フレアは穏やかです。
最新のニュース

2005/10/ 1 15:20 更新
太陽風の速度が550km/秒に上昇しています。太陽は静穏です。

担当 篠原

太陽風の速度が急に上昇しています。
10月1日4時(世界時9月30日19時)ころから上昇を始め、
4時間ほどかけて550km/秒に上がりました。
変化の様子からコロナホールと関係していそうですが、
SOHOの写真では、目立ったコロナホールは見えていませんでした。
3日ほど前の写真に見えていた、とても小さいコロナホールの影響が来ているのでしょうか。

速度の上昇に先立って、太陽風の磁場が10nTくらいに強まりました。
南向きが現れていて、オーロラ活動を、ポン、ポンと数回起こしています。
まだ速度が遅かったので、それほど大きな活動にはつながっていません。

現在は太陽風の磁場強度は5nTに戻っています。
数nT程度の南向き磁場が時々現れている様ですので、
速度が上がっている事と重なって、オーロラ活動がやや活発になるかもしれません。
ただ、太陽の様子から考えて、高速の太陽風はそれほど長い時間続かないのではないでしょうか。

太陽のフレア活動は現在もとても静穏です。
812黒点群は姿を消したようです。
写真を見ると、812群の番号のすぐ左上に別の小さな黒点が1個見えている様です。
明日には番号がつけられているかもしれません。
太陽は穏やかな状態が続くでしょう。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。