宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 9/21 15:17 太陽風と磁気圏は穏やかです。放射線帯高エネルギー電子は高レベルが続いています。
2005/ 9/22 13:08 太陽および太陽風、地球磁気圏は静穏です。放射線帯の高エネルギー電子は高いレベルです。
2005/ 9/23 09:50 太陽、太陽風は穏やかです。小規模のオーロラ活動が見られています。放射線帯の高エネルギー電子は減少しつつあるようです。
2005/ 9/24 12:53 太陽風が320km/秒とかなり遅くなっています。磁気圏は静穏です。SOHO衛星の太陽観測が再開しています。
2005/ 9/25 13:37 太陽、太陽風、磁気圏といずれも穏やかな状態です。
最新のニュース

2005/ 9/26 10:39 更新
宇宙天気は穏やかな状態が続いています。太陽風の速度が400km/秒にやや上がりました。

担当 篠原

ACE衛星の観測によると、太陽風の速度がやや上昇して、400km/秒に上がっています。
かなり遅かったものが普通の速度に戻った、と言えます。
また、磁場強度も5nTから8nTにやや強まるなど(最新の部分では5nTに下がっています)、
小規模の変化が太陽風に発生しています。

地球の磁気圏へは、ACEの図の真ん中付近に見える、-8nTの強めの南向き磁場の影響が見られた程度です
その時間帯に、AE指数では500nTの小規模の変化が見えています。
オーロラ活動は概ね静穏です。

一方、放射線帯の高エネルギー電子のグラフを見ると、太陽風磁場が大きく南を向いた時間帯に、
急に密度が増加する変化が見られています。
太陽風の影響で、磁気圏の中が急に動かされたということでしょうか。
現在は下がっていて、静穏レベルです。

SOHO EIT284の太陽写真を見ると、南半球(下側)に細長くコロナホールが見えていて、
その北側の先端(上端)が地球に影響を及ぼす位置に来つつあります。
明日以降、太陽風にいくらかの乱れが発生するかもしれません。
ただし、全体的に南側に寄りすぎていますので、地球へ大きな影響を及ぼすことはなさそうです。

太陽のフレア活動はとても静かです。
黒点群は810、812の2群で、昨日と変わっていません。
このまま穏やかな状態が続くでしょう。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。