宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
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Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
カナダ磁場 (CANOPUS)
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オーロラ(衛星) (NICT)
Alaskaカメラ (SALMON)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 9/20 13:28 太陽風は通常の速度にほぼ戻りました。太陽のフレア活動も穏やかになっています。
2005/ 9/21 15:17 太陽風と磁気圏は穏やかです。放射線帯高エネルギー電子は高レベルが続いています。
2005/ 9/22 13:08 太陽および太陽風、地球磁気圏は静穏です。放射線帯の高エネルギー電子は高いレベルです。
2005/ 9/23 09:50 太陽、太陽風は穏やかです。小規模のオーロラ活動が見られています。放射線帯の高エネルギー電子は減少しつつあるようです。
2005/ 9/24 12:53 太陽風が320km/秒とかなり遅くなっています。磁気圏は静穏です。SOHO衛星の太陽観測が再開しています。
最新のニュース

2005/ 9/25 13:37 更新
太陽、太陽風、磁気圏といずれも穏やかな状態です。

担当 篠原

太陽風は静穏な状態が続いています。
速度は320km/秒前後でかなり遅くなっています。
昨日、太陽風磁場のセクター境界を越えたようです。
27日周期の図の、2列目の青線をご覧下さい。
太陽風の磁場のおおまかな方向が、「太陽から地球向き(A)」から「地球から太陽向き(T)」に変わりました。
このこと自体は宇宙天気には目立った影響は及ぼしません。
また、境界の前後の領域で、太陽風の状態に目立った変化はありませんでした。

太陽風磁場は、南北成分を見ると南寄りから北寄りに傾向が変わったようです。
このことと、速度がたいへん遅いこととが重なって、
オーロラ活動を示すAE指数にはほとんど変化が現れていません。
磁気圏の活動も非常に穏やかになっています。

この穏やかな状態はしばらく続くでしょう。

太陽のフレア活動も一段と静穏になっています。
GOES衛星のX線データのバックグラウンドレベルは一段と下がっています。
太陽の中心付近にある810黒点群は、更に規模を縮小しているようで、ほとんど活動は見られていません。
812黒点群が太陽の東から上がってきましたが、規模は小さなものです。
太陽も穏やかな状態が続くでしょう。

警戒レベルを切った放射線帯の高エネルギー電子ですが、
そのまま下がった状態で安定しています。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。