宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 9/21 15:17 更新 太陽風と磁気圏は穏やかです。放射線帯高エネルギー電子は高レベルが続いています。 担当 篠原 この数日、コロナホールによる太陽風の乱れの可能性を書いていましたが、 現在までの所、それに関係する変化は起きていません。 太陽風は、速度400km/秒、磁場強度5nTとともに通常の状態です。 オーロラへの影響を決める、磁場の南北成分は、 小さな振幅で南寄りから北寄りへ変化している様に見えます。 速度が遅く、南向き磁場も小幅なため、 300nT程度の小さなオーロラ活動が、磁場が南寄りだった前半部分に見えています。 今後も太陽風、磁気圏は穏やかな状態が続くでしょう。 やがて、太陽風磁場の大まかな向きが切り替わるセクター境界が見られると思います。 その時に何か変化が見られるかもしれません。 太陽のフレア活動は概ね穏やかです。 C1クラスの小さな小規模フレアが見られている程度です。 太陽の黒点写真を掲載していませんが、808黒点群は西に没し、 811黒点群はできてすぐ消えてしまったようです。 今見えているのは、東寄りの810群一個だけです。 このまま穏やかな状態が続くでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は現在も高いレベルを続けています。 日毎に少しずつ減少はしていて、現在は7x10の4乗になりました。 それでも、警戒ライン(1x10の4乗)は大きく越えています。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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