宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 9/23 09:50 更新 太陽、太陽風は穏やかです。小規模のオーロラ活動が見られています。放射線帯の高エネルギー電子は減少しつつあるようです。 2005/ 9/23 09:59 追加 GOES衛星の放射線帯高エネルギー電子の今日のグラフの追加 担当 篠原 太陽風は速度が360km/秒と遅い状態が続いています(ACEデータの黄色線)。 磁場強度も5nTと通常の強さで安定しています(白線)。 南北成分を見ると、強いところで-5nT、弱いところで-2nT程度の 南向き(赤線がマイナスに変化する)が続く時間帯が数回見られています。 AE指数のグラフを見ると、この影響でオーロラ活動が発生しています。 ただし、速度が遅いため、オーロラの活動は小規模なものです。 300nT、500nT規模の変化が見えています。 太陽風はこのまま穏やかな状態が続きそうです。 一昨日の記事で書きましたが、セクターの境界はまだ来ていません。 太陽の磁場の様子が変化している様です。 太陽のフレア活動はとても穏やかになっています。 現在見えている黒点は太陽の中心付近にある810黒点群だけです。 X線のデータでは、目立ったフレア活動は無く、 バックグラウンドの強度も一段と低下しています。 今後も穏やかな状態が続くでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、急に密度を下げているようです。 もともと、GOES衛星の観測では一日の中に強さの変化があるために、 現在の値と、一日の最高値とは違う値になるのですが、 それでも、現在のグラフの下がりから考えて、最高値も下がるだろうと思います。 明日にかけて、どのように値が動いているでしょうか。 2005/ 9/23 09:59 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります GOES衛星の放射線帯高エネルギー電子の最新のグラフがうまく取得できなかったようで、 昨日のグラフが掲載されてしまいました。 改めて、最新のグラフをニュースの最後に追加致します。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC 2005/ 9/23 09:59 追加 GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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