宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (NICT)
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Dst (京都大学)
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カナダ磁場 (CANOPUS)
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オーロラ(衛星) (NICT)
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カナダカメラ (CANOPUS)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 9/15 12:26 まもなく高速太陽風が来るでしょう。磁気圏が激しく乱れる可能性があります。808黒点群は活発に活動を続けています。
2005/ 9/16 11:54 太陽風に大きな乱れが発生し、オーロラ活動が活発でした。808黒点群は依然活動的です。
2005/ 9/17 12:55 太陽風の速度は低下を続け(580km/秒)、磁気圏活動も次第に落ち着いてきました。放射線帯高エネルギー電子が強まっています。
2005/ 9/18 10:02 M9.8の大きな中規模フレアが発生しています。太陽風は高速で(550km/秒)、オーロラも活発です。
2005/ 9/19 13:29 太陽のフレア活動は穏やかになりました。太陽風はやや高速で、小規模のオーロラ活動が見えています。
最新のニュース

2005/ 9/20 13:28 更新
太陽風は通常の速度にほぼ戻りました。太陽のフレア活動も穏やかになっています。

担当 篠原

太陽風の速度は緩やかに下がっています。
昨日は500km/秒前後でしたが、現在は400km/秒近くまで下がっています。
ほぼ静穏レベルに戻ったと言えるでしょう。
太陽風の磁場強度も5nTで普通のレベルです。
磁場の南北成分(赤線)を見ると、南北に細かく振動する変化が見えます。

速度が下がった事もあり、オーロラ活動は低調になっています。
太陽風磁場の南向きが強まった時間帯に、
500nT程度の小規模なオーロラ活動が見られている程度です。

昨日記しましたが、これからコロナホールの影響で太陽風の速度に変化が見られるかもしれません。
SOHO EIT284の太陽写真が無いため、コロナホールの現況が分かりません。
そのため、過去の周期的変化からの予想です。
前回見えていたコロナホールは小規模でしたので、
現在は弱まってしまって、目立った影響は現れない可能性もあります。

太陽の黒点写真は昨日と同じ写真です。
808群は更に西に傾き、810群がもう少し中心に近づいているでしょう。
また、太陽の中心付近に小さな811黒点群が現れているとの情報があります。
太陽活動は、C1クラスの小さな小規模フレアが観測された程度で、
すっかり穏やかになりました。

放射線帯の高エネルギー電子は10の5乗のレベルを保っています。
今日の最後に27日周期の図を掲載していますが、1週間にわたって高いレベルが続いているのが分かります。
少しずつ減衰しているようですが、そのペースはゆっくりで、
今後も数日にわたって警戒状態が続くと思われます。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (放射線帯電子版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽風速度
km/sec
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。