宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 9/ 4 12:48 更新 太陽風の速度はやや下がりましたが、オーロラの活動は続いています。これから次の太陽風の乱れが発生するでしょう。 担当 篠原 9月に入って、秋分が近づいてきました。 極北のアラスカにも次第に夜が戻って来ています。 NICTのSALMONグループが提供しているオーロラライブカメラでも、 ようやくオーロラの映像を楽しめる様になってきました。 今日の1枚目の写真で、9月2日の美しいオーロラの動画を紹介します。 夕暮れとともにオーロラが空に現れています。 やがてオーロラ爆発が発生して、明るいオーロラが画面を右から左へ走り抜けていく様子が見えます。 このライブカメラでは、現地の最も見頃の時間は日本の夕方から夜にかけてです。 (詳細はライブカメラのページで紹介されています) PCの画面の隅にライブ映像を開いておいて、生でオーロラの動きを楽しんでください。 さて、速度が650km/秒に上昇していた太陽風ですが、 最も高速の部分を抜けて、現在は緩やかに低下を続けています。 現在の速度は550km/秒で、この速度で低下は一休みになっています。 オーロラ活動への影響が大きい太陽風磁場の南北成分(ACEデータの赤線)は、 今日の図では、前半で南向き(マイナス)、中間で北向き(プラス)、後半で再び南向きとなっています。 これに合わせて、AE指数のオーロラ活動も前半と後半で活発な変化が現れていて、 中間はおとなしくなっています。 現在も速度は高速です。 南向きが続けば、このまま活発なオーロラ活動が続くでしょう。 そして、昨日のニュースでお知らせしましたが、 CMEによる次の高速風が今日の昼から明日にかけて、地球へやって来ると思われます。 発生源となったフレアがかなり小規模でしたので、あまり大きな太陽風の乱れが来る事はないでしょうが、 強い磁場の南向きが発生すると、速度が高くなくても大きく磁気圏は乱れます。 今後の太陽風の変化に注意してください。 現在、放射線帯の高エネルギー電子の密度が急に増加しています。 衛星運用に対する警戒ラインと言われる10の4乗の線を越えています。 今後の太陽風の擾乱の影響で、また様子が一変すると思われますが、注意が必要でしょう。 太陽はとても穏やかです。 X線のデータでは、バックグラウンドの強度もすっかり低下しています。 このまま穏やかな状態が続きそうです。 アラスカのオーロラライブカメラで撮影された、世界時9月2日7:20〜8:20のオーロラ。写真は1分間隔です。 (c) NICT/SALMON ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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