宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 8/30 12:53 更新 太陽風は穏やかです。オーロラ活動もほとんどありません。放射線帯の高エネルギー電子が減少しました。 担当 篠原 太陽風は穏やかな状態です。 速度は400km/秒、磁場強度5nTでほぼ安定しています。 太陽風磁場の南北成分は、現在は北寄りに推移しています。 このため、磁気圏へのエネルギーの流れ込みが止まり、オーロラ活動はとても穏やかになっています。 オーロラの活動を示す、AE指数のグラフにはほとんど変化が現れていません。 AEの図の初めの部分に、小規模の活動が見られていますが、 これは昨日のニュースで書いていた磁場の南向きの影響です。 ACEの図にも、最初の部分にその南向きが現れています。 SOHO EIT284の太陽写真では、 コロナホールが北の高緯度(上の端付近)と、南の高緯度の両方に見えています。 これら緯度が高いところのコロナホールは、地球への影響はありません。 ただし、南側のコロナホールはするすると低緯度側(中心寄り)まで伸びて来ていて、少し気になります。 このコロナホールは、前周期の太陽風にはほとんど影響が無かったのですが、 SOHOの写真を比べると、低緯度の領域でいくらか濃さを増しているように見えます。 今周期は、少し影響が現れるかもしれません。 もし影響があるとすると、今日辺りからでしょう。 今の所、ACEのデータにはそれらしき変化は見られません。 これからどのように変化するでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、オーロラ活動の影響で一気に減少しています。 警戒ラインから大きく下がりました。 太陽では、803黒点群が勢力を弱めています。 黒点写真もかなり薄くなってしまいました。 その一方、806黒点群(まだ番号が付いていませんが、805群の少し下の黒点群です)が、 急に活動度をあげています。 今朝、30日7時(世界時29日13時)にC6.5の小規模フレアを起こしています。 まだ、黒点群としては規模は小さいですが、今後どうなるでしょうか。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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