宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 8/27 13:20 更新 太陽風の速度は低下しています(450km/秒)。803黒点群が小規模フレアを起こしています。 担当 篠原 太陽風の速度は低下を続けています。 昨日、速度600km/秒だった太陽風は、一日かけて450km/秒に下がりました。 磁場強度は4nTと普通の強さです。 南北成分(ACEの図の赤線)は、 南(マイナス)になったり、北(プラス)になったりゆっくり変化をしています。 オーロラ活動もこれに合わせて活発になったり、穏やかになったりしています。 今日のAE指数の図は、どこかの観測点のデータにエラーが発生しているようです。 図のまんなか部分は静穏なので、もっと細くなるべきなのですがずっと太いままです。 この図の初めと、最後の部分でオーロラが活発になっているのが見えます。 ACEの図に戻ると、赤線の磁場南北成分が、 図の初めの部分と最後の部分でマイナスに(南に)振れているのがわかります。 この様に磁場が南を向くとなると、オーロラが活発になるのです。 太陽風は更に低下を続け、一層穏やかな状態になって行くでしょう。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、中心から東南(左下)の部分にコロナホールが見えています。 しかし、やや南に(下に)下がりすぎているのか、前周期はあまりはっきりした影響は見られませんでした。 放射線帯の高エネルギー電子は高いレベルを続けています。 GOES10、12衛星でともに10の4乗の線を越えています。 高エネルギー電子はゆっくりと減少します。 引き続き注意が必要な状態が続きそうです。 太陽では、東から上って来た803黒点群が小規模な活動を続けています。 C1〜2程度の小さなものですが、小規模フレアを起こしています。 勢力のひとつの目安である磁場構造の複雑さは増しており、今後の活動が注目されます。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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