宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 8/21 12:54 更新 太陽風は穏やかです。オーロラ活動もほとんど見られません。 担当 篠原 太陽風の速度は昨日より更に低下を続けていて、380km/秒まで下がっています。 SOHO EIT284の太陽写真の左下に見えていたコロナホールの影響は、 前周期同様に見られませんでした。 磁気圏も静穏で、オーロラの活動を示しているAE指数のグラフにはほとんど変化が現れていません。 太陽風、磁気圏はこのまま3日程度穏やかな状態が続きそうです。 次のコロナホールが、太陽の中心にほぼ達しました。 ここから吹き出している高速風が3日後の24日頃から地球に届く様になります。 27日周期の図を見ると、前回は7月28日頃に最大で600km/秒に達する高速太陽風がやってきました。 昨日のニュースで示した様に、コロナホールの規模は小さくなっているようです。 太陽風の影響も、前回より小さくなるかもしれません。 太陽面では急に巨大化した798黒点群が目立っています。 今のところフレア活動には至っていないようです。 しかし、引き続き注目する必要はあるでしょう。 一方、太陽面の向こう側でCME(太陽ガスの放出現象)が発生したようです。 今日の1枚目の写真をご覧下さい。 左上方向に、白く太陽のガスが飛び出して行く様子が撮影されています。 向こう側に飛んでいますので、地球への影響はありません。 明日になれば、LASCO C3カメラで、このガスの飛び出しの様子を見る事ができるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、警戒ラインをやや切る程度のレベルで推移しています。 今回は、これ以上の増加はないでしょう。 SOHO LASCO C2カメラが捉えた、太陽の向こう側で発生したと思われるCME(太陽ガスの放出現象)。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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