宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 8/18 10:37 更新 コロナホールによる高速の太陽風が続いています(680km/秒)。磁気圏は比較的穏やかです。 担当 篠原 コロナホールによる太陽風の高速状態が続いています。 650km/秒から700km/秒の間で変化しており、現在は680km/秒くらいです。 磁場強度(ACEの白線)は5nTで普通のレベルで安定しています。 磁場の南北成分(赤線)は細かく振動していますが、北向き(プラス)にかたよって変化しているため、 オーロラ活動につながる南向き成分(マイナス)は、小さな変化が見えている程度です。 このため、磁気圏の活動は低下していて、比較的穏やかな状態になっています。 オーロラの活動を示しているAE指数のグラフを見ると、 1日中連続的に変動してはいますが、300nT程度の小さな変化が現れているだけです。 高速太陽風は明日いっぱいくらいまで続くでしょう。 明日には低下に向かうと思われます。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、太陽の中心から下よりにコロナホールが見えています。 前の周期の変化を調べると、前回はこのコロナホールの影響は地球には届きませんでした。 下に寄りすぎているためと思われます。 今周期も同じ様になると思われますが、どうでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子の密度が、やや増加の傾向を見せています。 まだ警戒ラインよりも下にありますが、明日、明後日以降注意が必要になるかもしれません。 太陽面はとても穏やかです。 797黒点群は規模が縮小しているようですし、798黒点群もあるかないかくらいにしか見えていません。 X線の動画を見ても、フレア活動はほとんど見られませんでした。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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