宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 8/ 6 09:21 更新 太陽風の速度がやや上昇しています。コロナホールの影響と思われます。太陽のフレア活動はやや落ち着いています。 担当 篠原 6日0時(世界時5日15時)頃から、太陽風の速度が緩やかに上昇を始めました。 現在は520km/秒と、やや高速になっています。 これは、SOHO EIT284の太陽写真で、 西側(右側)の端に近づいているコロナホールの影響ではないかと思われます。 速度はまだいくらか上がりそうですが、大きく上昇をすることはないでしょう。 太陽風の磁場強度も、速度上昇にやや先立つ形で始まっていました。 現在は10nT近くに強まっています。 速度の上昇が始まった頃から、南向きの傾向を持つようになっています。 -5nT程度の南向き磁場が頻繁に現れており、オーロラ活動が刺激を受けています。 AE指数のグラフを見ると、800nT規模の活動が発生しています。 今後も、同様の活動が続きそうです。 コロナホールの規模から考えて、今回の高速風はそれほど長くは続かないでしょう。 ですが、SOHO EIT284の太陽写真を見ると、別のコロナホールが、 太陽の中心付近に細長く見えています。 この影響が明日7日の夜以降に地球に及びそうです。 一方、5日16時(世界時5日7時)に、792黒点群でC2.8の小規模フレアが発生しました。 継続時間の長いタイプのフレアで、CME(太陽ガスの放出現象)を起こしています。 この影響もまた、明後日の7日頃にやってきそうです。 太陽風の速度が上昇して、オーロラ活動が活発になるなどの乱れが発生する可能性があります。 792、794の両黒点群が太陽の真ん中あたりに見えていますが、 フレアの活動度としては低下傾向にあるようです。 GOES衛星のX線グラフを見ると、フレアの発生頻度とピークの高さが下がってきています。 それでも、中規模クラスのフレアを起こす可能性はある様です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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