宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 8/ 4 11:53 更新 794黒点群が活動度を増しています。太陽風、磁気圏は概ね穏やかです。 担当 篠原 太陽では792、794黒点群が活発に活動を続けています。 GOES衛星によるX線動画を見ると、 ふたつの黒点群が競うように爆発を繰り返しています。 昨日のニュース以降では、3日14時(世界時3日5時)にM3.4の中規模フレアが、 3日23時(世界時3日14時)にC9.3の大きめの小規模フレアがともに794黒点群で発生しています。 794黒点群は規模も拡大しつつあり、今後も注意が必要でしょう。 一方、792群は活動は活発に続けていますが、規模が小さくなる傾向にあるようです。 太陽風は速度450km/秒で、ほぼ通常の状態です。 8月1日のCMEによる乱れが発生するかと予想していましたが、今のところまだ何も見えません。 時間が遅くなるほど、乱れの速度も遅くなっていますので、地球への影響は小さくなります。 今日いっぱいは注目する必要があります。 太陽風磁場の強度は5nT。揺れながらですが、-3nT前後の南向きが続いています。 このため、オーロラの活動度を示すAE指数には500nT前後の小規模の活動が見られています。 速度が速くなく、南向きも比較的弱いのでこの程度の乱れになっているのでしょう。 SOHO EIT284の太陽写真では、太陽の右半分の下寄りにコロナホールが見えています。 コロナホールは更に南(下)へ伸び、南極付近へ広がっています。 このコロナホールの影響が今後見られるかもしれません。 27日周期の図で、前回のこのコロナホールの影響を調べると、 南に寄りすぎていたのか、目立った乱れは発生しなかったようです。 (7月10日の大きな乱れは、CMEによる突発的な現象です) 今回もこのまま穏やかに過ぎていくかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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