宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 7/29 11:12 更新 太陽風の速度が600km/秒に上がっています。オーロラも活動的です。792黒点群が東端から上がってきました。 担当 篠原 M4.8の中規模フレアが発生しています。 発生時刻は29日6時半(世界時28日21時半)。 発生箇所は太陽の東の端(左の端)から上がりつつある792黒点群です (今日の黒点写真では、黒点群の姿はかすかに見えていますが、番号はまだ付けられていません)。 このフレアにともなって、CME(太陽ガスの放出現象)が発生してます。 SOHO衛星のLASCO C2, C3カメラの太陽写真を掲載しています。 東の横方向に飛び出していますので、地球への影響はほとんどないでしょう。 792黒点群は7月中旬に活発な活動を見せていた786黒点群が、 向こう側をぐるっと回って来たものです。 あの後、2週間に渡って活動度を保ち続けていたのです。 今後、どのような活動を続けるのか、 次第に地球へ影響が及ぶ位置に来ますので、注意が必要でしょう。 また、今後も、中規模フレアや、大規模フレアを起こす可能性もありそうです。 太陽風は、一段と速度が上がって、600km/秒の高速状態が安定して続いています。 一方、磁場強度は5nTに低下しています。 高速風の速度が上昇する領域は終わったようです。 27日周期の図を見ると、前周期(7月1〜2日)と比べると、半日程度変化が早まっています。 これから、太陽風の速度は緩やかな低下に転じるでしょう。 2〜3日ほどかけて、通常レベルにもどっていくと思われます。 速度が高くなった事もあり、オーロラの活動度も一段と強まっています。 AE指数のグラフを見ると、1000〜1500nTの激しい変動が観測されています。 引き続き、速度が高い間は活発な活動が続く可能性があります。 フレア活動によって、太陽放射線(非常に高速のプロトン粒子)が強まった状態が続いています。 25PFU前後の値が、約1日継続しています。 衛星運用では、支障が発生しやすい状態が続いています。引き続き注意が必要でしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のLASCO C2カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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