宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 7/14 11:56 更新 786黒点群がさらに活発化し、中規模フレアを多発させています。太陽風は高速状態が続いています(570km/秒)。 担当 篠原 活発化していた786黒点群がさらにその勢いを強め、中規模フレアを多数発生させています。 昨日のニュース以降のフレアをあげると、 13日7時半(世界時12日22時半)にM1.5の中規模フレア 13日11時半(世界時13日2時半)にM1.1の中規模フレア 13日21時(世界時13日12時)にM3.2の中規模フレア 13日23時(世界時13日14時)にM5.0の中規模フレア 14日4時(世界時13日19時)にM1.2の中規模フレア 14日7時(世界時13日22時)にM1.2の中規模フレア と目の回るような忙しさです。 X線動画では、ほとんど連続的に光り続けているとも言える活発な786黒点群の様子がよく見えます。 これら一連の活動に伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も多く発生しています。 約1日分のSOHO衛星LASCO C3カメラの太陽写真を使って動画を作成しました。 次々とガスが噴き出して行く様子をご覧ください。 同様に、SOHO衛星EIT195カメラで、786黒点群付近の美しいプロミネンスの動きを見る事ができました。 こちらもご覧ください。 また、太陽放射線(非常に高速のプロトン粒子群)の量が増加しています。 GOES衛星の観測では、10PFUを越えています。 引き続き増加を続けそうですので、今後の変化に注意が必要でしょう。 太陽風は、昨日13日20時(世界時13日11時)頃からもう一段速度が上昇し、 570〜620km/秒の高速状態が続いています。 オーロラ活動も太陽風磁場が南を向いたときに、1000nT前後の活発な動きを見せています。 太陽風の速度は、現在は緩やかに低下する傾向が見られていますが、 一連の太陽活動の影響もあり、引き続き様々な乱れ方をすると思われます。 幸いかあるいは残念か、立場によって見方が変わりますが、 活発化した786黒点群は太陽の西の端にあり、吹き出したガスのほとんどは地球から横の方向に向かっています。 ですので、今後の太陽風が大きく乱れるということはないでしょう。 それでも、これだけCMEを吹き出していますので、今後の変化が注目されます。 放射線帯の高エネルギー電子の密度は低下して、ひとまず警戒ラインを割っています。 SOHO衛星LASCO C3カメラが観測した、世界時12〜13日に発生したCME(太陽ガスの放出現象)の様子。 (c) ESA & NASA SOHO衛星EIT195カメラが観測した、美しいプロミネンスの動き(世界時7月13日)。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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