宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 7/ 9 15:44 更新 太陽風磁場が強まっています。南向きが強まって、磁気圏が活動的になる可能性があります。 担当 篠原 昨日の昼以降、太陽風に乱れが発生するかもしれないとお知らせしていましたが、 何も影響は見られないまま、穏やかな太陽風が続いていました。 このため、磁気圏も穏やかな状態が続いています。 そして、今朝、9日10時(世界時9日1時)になって、太陽風に変化が見られています。 速度が、320km/秒から350km/秒にわずかですが上昇し、 密度が5個/cm^3から10個/cm^3に上がっています。 あるいは、昨日来るかもしれないと書いていたCMEの影響がこの時間になってやって来たのかもしれません。 興味深い変化は、太陽風磁場の変化です。 それまで5nTと普通の強さだったのですが、緩やかに上昇を続け、現在は15nTに達しています。 南北成分は、初めは0付近でしたが、ここへ来て南へ大きく振れています。 現在は-8nT程度です。 もし、今後更に南向きが強まったり、このまま長時間続くと、 低速度とはいえ磁気圏活動が活発になりそうです。 オーロラの活動度が上がったり、弱いでしょうが、磁気嵐的な乱れが発生するかもしれません。 しばらく、太陽風磁場の変化に注意する必要があります。 さて、7日から8日にかけて発生した、フィラメント消失と中規模フレアによる2つのCMEの影響が、 明日、10日の未明からお昼にかけて、地球に及ぶ事になりそうです。 今度のCMEは太陽の中心付近で発生していますので、太陽風に乱れが発生するのは間違いないでしょう。 また、今日、9日1時(世界時8日16時)にも、 フィラメント消失の様な変化がSOHO EIT195カメラで観測されています。 まだ、LASCO C2, C3の太陽写真が届いていないため、 CMEの発生など詳しい状況は分かりませんでした。 明日のニュースでは、さらに詳しくお知らせする事ができると思います。 黒点数は、一時の迫力は無くなってきました。 それでも786黒点群はいまだ規模を保っており、引き続き中規模フレア程度の注意は必要です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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