宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2005/ 7/ 3 06:27 更新 高速太陽風が続いていますが山は越えました(550km/秒)。このまま低下していくでしょう。 担当 篠原 コロナホールによる高速の太陽風が続いています。 2日7時(世界時1日22時)頃には600km/秒を越える速度に上がりましたが、 その後は緩やかに低下を続けて、現在は550km/秒になっています。 太陽風の磁場強度も10nTに上がっていましたが、現在は5nTに下がっています。 このことから、高速風領域のピークは過ぎたと思われます。 太陽風は引き続き低下を続け、今日いっぱい程度で地球は高速風領域を抜けるでしょう。 太陽風磁場が大きく南を向く事が無かったため、 オーロラ活動が大きく活発化するということはありませんでした。 現在、小規模な活動が続いているようです。 太陽面は黒点群が一気に増え、にぎやかになっています。 中でも785黒点群がやや活発になり、小規模フレアを数回発生させています。 また、新しく東から現れた786黒点群も、X線画像ではちかちか輝いて見えています。 今後、中小規模のフレア活動が続く可能性があります。 活発に見える黒点群の発達の様子に注意が必要です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|