宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 6/28 12:35 更新 太陽風は穏やかで、磁気圏は静穏です。これから、太陽風に乱れが発生するかもしれません。 担当 篠原 現在の太陽風は、速度380km/秒、磁場強度5nTで通常の状態です。 28日6時(世界時27日21時)頃に、地球は太陽風磁場のセクター境界を越えています。 おおまかに「地球から太陽向き」だった太陽風の磁場が、 「太陽から地球向き」に切り替わっています。 切り替わりに前後して、太陽風の密度や、磁場強度に多少の乱れが発生しています。 (磁気圏に目立った影響は及ぼしていません) 25日に発生したCMEの影響が現れるとすると、そろそろだと思います。 時間がかかっていることもあり、たいした乱れにはならないと思いますが、 もうしばらく太陽風の変化に注目する必要があるでしょう。 その後は、一旦穏やかになりますが、 4〜5日後くらいにコロナホールによる太陽風の乱れが発生しそうです。 SOHO EIT284の太陽写真をご覧ください。 太陽の東側(左側)に濃く大きなコロナホールが広がっているのが分かります。 比較のために、2枚目に27日前の写真を並べています。 大まかにはコロナホールは同じ状態を保っているようです。 前周期は、650km/秒くらいに速度が上昇しました。 太陽のフレア活動は静かな状態です。 まだ写真には見えていませんが、781黒点群が東から上ってきました。 明日になれば、様子が分かってくるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子がやや増加しています。 ぎりぎりですが、GOES 10の観測値が警戒ラインに達しています。 明日にかけて緩やかにもう一段上がってくるかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (放射線帯電子版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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