宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C2 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 6/ 1 13:25 太陽風の乱れは終わり、磁気圏は穏やかになっています。太陽面に濃いコロナホールが見えています。
2005/ 6/ 2 12:34 772黒点群がCクラスのフレアを多発させて活発に活動しています。太陽風、磁気圏は静穏です。
2005/ 6/ 3 10:38 太陽風は通常の状態です。磁気圏は静穏です。明後日くらいから高速太陽風が来るでしょう。
2005/ 6/ 4 09:30 太陽風、磁気圏は静穏です。太陽から横方向にCMEが発生しています。
2005/ 6/ 5 11:53 コロナホールの影響で、太陽風の速度が上昇しています(550km/秒)。磁気圏も活動的になっています。
最新のニュース

2005/ 6/ 6 10:00 更新
地球は高速太陽風領域の中に入っています。オーロラ活動もやや活発に続いています。

担当 篠原

太陽風は速度が600〜650km/秒と高速の状態が続いています。
コロナホールによる高速風領域のまっただ中を地球は進んでいる様です。
SOHO EIT284の太陽写真を見ると、コロナホールは太陽のかなり西側(右側)に移動しています
(そこから北極側(上側)にのびていますが、この辺りからは地球へ影響を及ぼしません)。
コロナホール全体が太陽の中心と西端の中間点(地球に影響を及ぼすタイミングを見る目安の位置)
を越えつつありますので、高速風も後半に入ったと見ていいでしょう。
太陽風の速度は次第に低下していくと思われます。

ただし、ここ数日、太陽ではCMEを伴うフレア活動が続いていましたので、
それらの影響で太陽風に乱れが発生するかもしれません。

太陽面は黒点群が一気に増えて、にぎやかになっています。
5つの黒点群が太陽の赤道付近に分布しています。
GOES衛星のX線動画を見ると、772、773の黒点群と、
東端(左端)の上がりたての黒点群(まだ番号が書かれていません)は、
ふつふつと小さな活動を続けていて、元気さを感じさせます。
今後も、中小規模のフレアを発生させる可能性がありますので、注意してください。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。