宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 6/ 5 11:53 更新 コロナホールの影響で、太陽風の速度が上昇しています(550km/秒)。磁気圏も活動的になっています。 担当 篠原 4日20時(世界時4日11時)頃から太陽風の様子が変わり、 速度の上昇(ACEの図の黄色線)、密度の上昇(橙色線)、磁場強度の上昇(白線)、セクターの切り替わり(水色線) などが起こっています。 速度は400km/秒から緩やかに550km/秒へ上昇しました。 磁場強度は10nTを越えるほどに強まりました。 磁場の南北成分(赤線)も大きく変化していて、-10nTに達するほど強く南を向く時間帯もありました。 この時間帯には磁気圏も大きく乱れ、AE指数で1500nTに達する変化を観測しています。 その後も500nT規模の変化が続いており、磁気圏が活動的になっています。 コロナホールの高速太陽風は2〜3日程度続くと思われます。 このところ、太陽ではCME(太陽ガスの放出現象)を伴いそうなフレア活動が、 772黒点群付近で幾度か発生しています。 772黒点群は太陽の中心付近にありますので、太陽風にも影響が及ぶ可能性があります。 その太陽の様子ですが、GOES衛星のX線データを見るとCクラスの小規模の活動が頻繁に発生してます。 主に772黒点群が起こしているフレアですが、 X線の動画を見ると、773群や太陽の東端で発生しているものもあり、 太陽全体に活発な領域が分布して見えています。 今後も中小規模のフレア活動が続きそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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