宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 6/ 1 13:25 更新 太陽風の乱れは終わり、磁気圏は穏やかになっています。太陽面に濃いコロナホールが見えています。 担当 篠原 太陽風は速度450km/秒、磁場強度5nTと通常の状態に戻っています。 磁場の南北成分は時間をかけてゆったりと南北に振れています。 このため、南を向いた時間帯にAE指数がやや大きくなるという変化が見えていますが、 変動そのものは小さな規模で、磁気圏は概ね静穏です。 小規模のコロナホールの影響が見られるかもしれないと書いていましたが、 今のところ目立った影響はありません。 明日いっぱいくらいは影響が現れる可能性がありますが、 たいした変化も見えずに過ぎてしまうかもしれません。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、太陽面の東側(左側)にとても濃いコロナホールが見えています。 前周期にあたる5月4日の太陽写真を比較のために掲載しています。 濃さも広さも変化している様子が分かります。 コロナホールは太陽の磁場が外へ向かって広がっている場所です。 穴の様になっていて、ここから速度の速い太陽風が吹き出しています。 ここから吹き出した高速太陽風は6月5日頃に地球にやって来そうです。 27日周期の図では、5月8〜10日頃に太陽風の乱れが見えています。 これは、コロナホールとCME(太陽ガスの放出現象)の影響が重なって起きています。 従って、今周期の変化の参考にはあまり使えないでしょう。 太陽では、今日、1日11時半(世界時1日2時半)にM1.7の中規模フレアが発生しています。 発生箇所は772黒点群です。 今日の太陽写真にはまだ番号が付いていませんが、769黒点群の左下に見えている黒点群です。 今のところ、それほど活発な群とも見えませんが、これからどのような活動を見せるのでしょうか。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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