宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 5/24 08:55 更新 太陽風(速度440km/秒)、磁気圏はおおむね穏やかです。 担当 篠原 3日ぶりの更新になりました。申し訳ありません。 土曜日以来、NICTのサーバが不調になっていて、 ホームページにアクセスできない時間帯が発生しています。 私も、ニュースの更新システムにアクセスできない状況に陥るなどしています。 ご不便をおかけしますが、状況が改善されるまでお待ちください。 1枚目の図で21日以来の3日分の太陽風を示します。 この3日間、太陽風は速度が400〜450km/秒で穏やかでした。 太陽風磁場は5nT程度と普通の強さです。 図の前半部分にあたる、21日9時(世界時21日0時)から22日21時(世界時22日12時)にかけて、 -5nT弱程度の南向きが連続して現れていますが、 この影響で500〜1000nT程度のオーロラ活動が連続的に発生していました。 22日21時(世界時22日12時)以降は、太陽風磁場は北寄りに切り替わっており、 オーロラ活動も穏やかになっています。 (23日21時(世界時22日12時)に一時的に南向きが強まって、オーロラ活動を強めるなどしていますが) 太陽風は明日いっぱいは穏やかな状態が続くでしょう。 前周期の様子から、26日頃にセクター境界を迎えるかもしれません。 前周期はそれに続いてコロナホールの高速太陽風が到来していましたが、 現在、そのコロナホールは規模を縮小しているようで(SOHO EIT284参照)、影響は小さくなりそうです。 (サーバ不調の影響で、27日周期図が更新されておらず、ニュース中には掲載しておりません) 太陽面では黒点群が3つほど見えています。 今のところはどれも小規模で、Cクラス以下の活動が見えている程度です。 21日9時(世界時0時)から24日9(世界時0時)時までの、3日間の太陽風の変化。 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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