宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 4/30 10:36 更新 太陽風の磁場が乱れ、オーロラが活発になっています。速度も上昇を始めており、コロナホールの影響が始まった様です。 担当 篠原 太陽風で乱れが発生しています。 30日1時(世界時29日16時)頃から太陽風の磁場が急激に強まり、15nTに達しました。 その時の南北成分(ACEの赤線)の変化を見ると、とても強い-10nTの南向き(マイナス成分)が現れています。 太陽風の磁場が南を向くと、太陽風から地球の磁気圏にエネルギーが流れ込み、 オーロラ活動が活発になります。 オーロラ電流の強さを測っているAE指数のグラフを見ると、 500〜1000nTの活発な活動が観測されています。 太陽風磁場の南向き成分は、一旦減少しましたが、 30日8時(世界時29日23時)頃から再び-10nTの強い南向きに戻っています。 現在も極域ではオーロラ活動が活発に進行しているのではないかと思われます。 磁場の強まりに遅れて、30日8時(世界時29日23時)頃から太陽風の速度にも変化が現れています。 速度が350km/秒から450km/秒に上昇し、さらに500km/秒にも達しそうです。 予想よりも早く、コロナホールの高速風領域に入ったのかもしれません。 速度が上昇を始めたことで、南向き磁場が継続すると、 今後はオーロラ活動もより規模が大きくなります。 磁気嵐も発達する可能性があります。 これから5月2日くらいにかけて、注意が必要でしょう。 756黒点群は現在も大きな規模を保っています。 X線のグラフを見ると、目立ったフレア活動もなく、やや落ち着いているようにも見えます。 しかし、動画で1日の様子を見てみると、 小さな爆発活動が頻繁に発生しており、やがて大きなフレアを起こしそうな元気さを感じさせます。 中規模フレアへの注意は引き続き必要でしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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