宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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沖縄磁場変動 (NICT)
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AE指数 (NICT)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
カナダ磁場 (CANOPUS)
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カナダカメラ (CANOPUS)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 4/23 08:08 太陽風の磁場が強まっています。これから速度が上昇を始めそうです。
2005/ 4/24 13:20 コロナホールの影響で太陽風の速度が上昇しています(550km/秒)。オーロラもやや活発になっています。
2005/ 4/25 13:26 550km/秒とやや高速の太陽風が続いています。磁気圏は概ね穏やかです。
2005/ 4/26 14:56 太陽風の速度は低下を続けています(450km/秒)。これから5日程度穏やかな日が続きそうです。
2005/ 4/27 14:35 756黒点群が小規模フレアを起こしています。太陽風は通常速度に戻り、オーロラは穏やかになっています。
最新のニュース

2005/ 4/28 10:36 更新
756黒点群が発達しています。中規模フレアに注意が必要です。太陽風は穏やかで、磁気圏は静穏です。

担当 篠原

756黒点群が一段と発達をしています。
構造の複雑さも増しており、より大きなエネルギーを持ち始めている様です。
GOES 衛星のX線写真の動画をご覧下さい。
小さな光がちらちらと燃え盛っている様に見えています。
今後、Mクラスの中規模フレアを発生させる可能性があります。

太陽風は速度は360km/秒で、穏やかな状態がつづいています。
磁場強度は3nTです。
地球の磁気圏も穏やかで、オーロラ活動は見られていません(AE指数)。
放射線帯の高エネルギー電子の増加もありません。

27日周期の図を見ると、そろそろ太陽風磁場のセクター境界が到来しそうです。
太陽風磁場の大まかな方向が、「太陽から地球向き」から「地球から太陽向き」に切り替わります。
その後、コロナホールの影響で5月1日頃から太陽風に乱れが発生するでしょう。
コロナホールはSOHO EIT284の太陽写真にはっきりと見えています。
ホールの先頭(右端)が、太陽の中心線にほぼ達しています。
これから3日程度経過すると、ここから吹き出した高速の太陽風が地球に届きます。
前周期は、速度が700km/秒くらいに達し、磁気嵐が発生しています。

このコロナホールの長期変化を見るために、4周期前までの太陽写真を並べました。
左ほど新しく、右ほど古い太陽の写真です。
コロナホールの広がりや形がゆっくりと変化している様子がわかります。
この様なコロナホールの長期的な変化を見るには、
コロナホールカレンダー(堀さん, NAOJ)がとても便利です。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

4/27 19:06 UT

3/31 20:52 UT

3/ 4 19:06 UT

2/ 5 19:06 UT

1/ 9 19:06 UT


SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT


この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。