宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 4/29 13:29 更新 太陽風と磁気圏はとても穏やかです。756黒点群の発達で、中規模フレアの注意が必要です。 担当 篠原 いよいよ大型連休が始まりました。みなさんのご予定はいかがでしょうか。 今日の福岡は、暖かく穏やかな天気です。 さて、穏やかな太陽風が続いています。速度は350km/秒、磁場強度は4nTです。 速度が下がっているため、オーロラ活動はとても低調で、 オーロラ電流の強さを示すAE指数のグラフはほとんど変化していません。 このまま、もう2日間ほど穏やかな太陽風が続きそうです。 そして、5月1日頃からコロナホールの影響が始まります。 SOHO EIT284の太陽写真を見てください。 太陽の中心やや上に黒く見えている部分がコロナホールです。 ここは、太陽の磁場が外へ向かって開いている領域で、ここから速度の速い太陽風が吹き出しています。 東(左)から太陽の自転でゆっくり移動してきたコロナホールは、太陽の中心線をやや過ぎました。 これからもう2日ほど経つと、ここから飛び出した高速風が地球へ到達するでしょう。 コロナホールの規模から、高速風は3日程度続くのではないでしょうか。 前周期には、速度が上昇する頃にオーロラが活発になりました(27日周期の図で、4月4-5日)。 5月1〜2日に注意が必要(観望にはチャンス)となりそうです。 この写真で、コロナホールの下から左にかけて、明るく輝いている領域があります。 ここは、黒点群が存在する場所です。 コロナホールと逆に、黒点付近では太陽の磁場は閉じています(太陽から遠くまで延びていない)。 このため、高温の太陽ガスが閉じ込められてしまい、明るく輝いて見えるのです。 その明るく輝く756黒点群は、大きな規模を保っています。 昨日はC3の小規模フレアを起こした程度ですが、今後も中規模のフレアを起こす可能性があるそうです。 引き続き注意が必要です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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