宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 4/24 13:20 更新 コロナホールの影響で太陽風の速度が上昇しています(550km/秒)。オーロラもやや活発になっています。 担当 篠原 太陽風の速度が上昇して、550km/秒とやや高速になっています。 コロナホールの影響によるものですが、SOHO EIT284の太陽写真では、 そのコロナホールはもうかなり西の端に近づいてしまっています。 縦に細長いコロナホールでしたので、高速風の継続時間もそう長いものではないと思われます。 明日いっぱい程度で普通の速度に下がって行くのではないでしょうか。 太陽風の磁場強度は5nT。時々-3nT程度の南向き成分が現れています。 これに合わせて、500nT弱の弱いオーロラ活動が発生しているようです(AE指数)。 太陽風磁場の南北成分は、どちらかというと北寄りに推移しているため、磁気圏は比較的静穏です。 この高速風領域を過ぎると、しばらく穏やかな状態が続くでしょう。 太陽面では黒点はほとんど見えなくなっています。 752群が分かる程度で、他の群はこの写真では黒点を見つける事ができません。 フレア活動もとても穏やかで、X線の動画を見ても目立った活動を見ることはできません。 一方、SOHO EIT284の太陽写真を見ると、東の端(左端)から活動的な領域が上って来つつある様です。 とても明るく光る領域が見えています。 その影響で、X線のグラフでも、バックグラウンドの強度が上昇しています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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