宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2005/ 4/23 08:08 更新 太陽風の磁場が強まっています。これから速度が上昇を始めそうです。 担当 篠原 昨日より太陽風磁場が強まっている状態が続いています。 磁場強度は約7nTあり、-3〜-5nTの南向き成分が見られる時間帯があります。 これに合わせて、オーロラ活動がやや活発になっています。 AE指数のグラフを見ると、3回程比較的小規模のオーロラ活動が観測されています。 それぞれ、太陽風磁場の南向きと対応しているのがよく分かります。 (南向きがしばらく続いた後に、遅れてオーロラ活動が活発になります) 太陽風の速度が普通の速さだったので、この程度の活動度だったのでしょう。 太陽風の磁場強度を見ると、最新の部分(グラフの右側)でもう一段強度が強まりつつある様です。 橙色の線の太陽風の密度も増加しています。 これからコロナホールの後半部の影響が始まるようです。 今日のうちに速度が再び上昇すると予想されます。 磁場強度が強まっていますので、速度の高まりとともにオーロラ活動が強まる可能性があります。 コロナホールは縦に細長い構造をしていましたので、 継続時間はそれほど長くないだろう(2日程度)と思われます。 太陽のフレア活動はとても穏やかです。 黒点はほとんど見えなくなっていますし、X線のレベルもとても弱まっています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|