宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 4/22 10:09 更新 太陽風速度は下がって、穏やかになっています。明日以降、次の高速風が到来するでしょう。 担当 篠原 地球は現在、V字型に広く見えていたコロナホール領域の中間帯に入っている様です。 600km/秒まで速くなっていた太陽風の速度は低下して、 450km/秒と通常の速度に近くなっています。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、縦に長く見えるコロナホールは太陽の中心線を過ぎて、 西半球(右側半球)の3分の1ほど進んだ場所に見えています。 もう少し回転して、コロナホールが西半球の真ん中くらいに達した頃、 高速太陽風が地球に届きます。 ですので、この写真から見ると、太陽風の速度上昇は明日くらいに始まりそうです。 その時の太陽風磁場の変化によって(南向き磁場の変化)、 オーロラ活動が活発になったり、磁気嵐が発達する可能性があります。 ACE衛星の太陽風データを見ると、面白い変化が見られています。 22日0時(世界時21日15時)頃から磁場強度(白線)が10nTに強まっています。 そして、南北成分(赤線)が、初め北寄り(+方向)に偏って、 22日6時半(世界時21日21時半)頃から南側(ー方向)に大きく振れ始めています。 太陽風の中で磁気的なかたまりが流れて来た様な印象の変化です。 現在、-4nT程の南向きが安定的に続いています。 速度は高くありませんがこの磁場変化の影響で、 これから一時的にオーロラ活動が活発になるかもしれません。 太陽面では、黒点群が2つ見えています。 どれも規模は小さく、フレア活動は見られません。 754群は番号は付いていますが、写真では黒点は見えなくなっています。 太陽のフレア活動は穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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