宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 4/21 12:57 更新 太陽風の速度がやや高く(500km/秒)、オーロラもやや活発です。一旦穏やかになり、明後日頃に再び乱れそうです。 担当 篠原 コロナホールによる、高速太陽風の領域に地球が入っています。 昨日、速度が上がり始めていることをお知らせしましたが、 太陽風の速度はその後20日22時(世界時20日13時)頃に最高600km/秒に達しています。 太陽風の速度が上昇していた頃、太陽風の磁場強度も10nT前後まで強まっていました。 南北成分が短時間で変化していたため、南向き成分の磁場が強く頻繁に現れ、 オーロラ活動が活発に発生していました。 500〜1000nT規模の活動がAE指数のグラフで観測されています。 太陽風の速度はピークに達した後、低下して現在は500km/秒です。 磁場強度も7nT程度に弱まっています。 磁場の南北成分の振動もほとんど無くなって、オーロラ活動は弱まっています。 今回の擾乱は、コロナホールの第一陣と言えるもので、 これから第二陣の影響が始まると予想されます。 SOHO EIT284の太陽写真をご覧下さい。 昨日は太陽の中心を縦に走っていたコロナホール(やや暗い領域)が、西に行き過ぎた場所に移動しています。 もう2日ほどすると、この領域からの高速風が地球に当たる様になるでしょう。 明後日以降は再び宇宙天気が乱れ気味になりますので、注意して下さい。 20日6時半(世界時19日21時半)のB8.0(Cクラスのもう一段下の規模です)の小さなフレアによって発生した CME(太陽ガスの放出現象)の様子がSOHO衛星LASCO C3カメラで捉えられています。 地球に対して横を向いて飛び出していますので、たいした影響は見られないでしょう。 その後は755黒点群を含めて太陽のフレア活動はとても穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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