宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 4/14 10:06 更新 やや高速の太陽風が続いています(550km/秒)。オーロラもとても活発です。放射線帯の高エネルギー電子が増加しつつあります。 担当 篠原 コロナホールの影響で、550〜600km/秒のやや高速の太陽風が継続しています。 27日周期の図で速度の変化を見ると、12日と13日に2段階の山が見えています。 昨日から特徴的な変化として、太陽風磁場が南寄りに推移しているということがあげられます。 ACEのデータを見ると、太陽風の磁場は強度が5〜10nTで、 南北成分(赤線)がマイナス寄りに変化しています。 -5nT前後の南向き磁場がほとんど連続的に観測されており、 高速の太陽風から地球磁気圏へエネルギーが流れ続けていたと思われます。 このため、昨日はオーロラ活動がとても活発でした。 AE指数のグラフを見ると、1000nTを越える大きな変化も含め、 500nT以上の変動が連続的に観測されています。 (オーロラの活動は間欠的な性質を持っているので、いくつもの山が連続する様なグラフになります) SOHO EIT284の太陽写真を見ると、 この高速風をもたらしているコロナホールは西側(右側)へ去りつつあります。 高速風のピークを既に迎えていると思われます。 これから次第に速度が低下を始めるでしょう。 明日には通常の速度レベルに戻っているのではないでしょうか。 それとともに、オーロラ活動も低下して行きます。 その後はしばらく穏やかな日が続くでしょう。 今回の高速太陽風の影響を受けて、放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。 青線のGOES10が警戒ライン(10の4乗)に達しています。 明日以降、更に増加している可能性がありますので注意して下さい。 太陽のフレア活動はとても穏やかです。 東から上って来た752黒点群も、昨日は静かでした。規模も小さい黒点群です。 また、太陽の中心やや上寄りに、小さな753黒点群ができています(番号はまだ書かれていません)。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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