宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 4/10 12:14 更新 オーロラ活動など、磁気圏は静穏です。太陽風の乱れがこれから始まるでしょう。 担当 篠原 現在、太陽風の速度は340km/秒と遅く、磁気圏は静穏な状態が続いています。 この数日お知らせして来ましたが、これから太陽風に擾乱が発生すると予想されます。 その初めとして、今日、10日に日が変わった頃に太陽風磁場のセクター境界が来ました。 前周期では、これに前後して太陽風の磁場が乱れ、オーロラ活動が活発化したのですが、 現在は磁場強度が2nTから4nTにわずかに強まっただけで、目立った乱れは発生していません。 これからどうなるのか、もうしばらく注意が必要でしょう。 続いて、明日からはコロナホールの影響が始まると予想されます。 SOHO EIT284の太陽写真をご覧下さい。 コロナホールが太陽の上面に黒く縦に広がっています。 ここから吹き出した高速の太陽風が、明日くらいに地球に到達すると思われます。 こちらは前周期はほとんど影響が無かったのですが、 今回はコロナホールがずいぶんはっきりと見えていますので、影響が見られるでしょう。 速度上昇の後、3日ほど注意が必要です。 また、オーロラ活動などは、速度が上昇している頃により発生しやすい傾向があります。 GOES衛星の観測によると、放射線帯の高エネルギー電子は依然警戒レベルを越えています。 次のオーロラ活動が見られるまでは、引き続き注意が必要です。 太陽面では、西(右)の端に急に751群が現れ、Cクラス以下の小規模な活動を見せています。 更に発達するかもしれませんが、間もなく向こう側に回り込んでしまい、 地球からは見えなくなります。 その他の黒点群は穏やかなままです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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