宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 4/12 10:19 更新 コロナホールの影響が始まりました(速度500km/秒)。南向き磁場が強まっており、磁気圏が乱れています。 担当 篠原 12日に日付が変わった頃(世界時11日15時)から、太陽風の様子に変化が始まりました。 太陽風の速度が350km/秒から次第に上昇を始め、現在は500km/秒に達しています。 まだ上昇を続けそうです。 また、太陽風磁場の強度が急増し、10〜20nTに強まっています(現在は10nT)。 特に注目されるのが南向き磁場で、-5〜-10nTの強い南向きが連続的に現れています。 このため、磁気圏にエネルギーが流れ込み、オーロラなどの活動を強めています。 AE指数のグラフでは、500〜1000nT規模の活発なオーロラ活動が捉えられています。 太陽風の速度がまだ上昇しきっていないため、激しい活動には発展していませんが、 今後、更に速度が上昇し、磁場の南向き傾向も続くと、一段と大きな活動になる可能性もあります。 変化は沖縄の磁場データにも見られています。 沖縄の磁場強度が-50nTの減少を示しています。 弱い磁気嵐状態に発達しつつある様です(下へ下がるほど、磁気嵐の発達を示します)。 今後の変化に注目して下さい。 SOHO EIT284の太陽写真では、コロナホールは地球へ影響を及ぼす位置に来ています(見かけの位置です)。 これから2〜3日程度高速風が続くでしょう。 前周期の実績がありませんので、どの様な変化がこれから見られるのか、注視したいところです。 その後は、再び穏やかな日が続くでしょう。 今回の擾乱の影響を受け、放射線帯の高エネルギー電子は一気に減少しています。 高速風の通過後に再び上昇する可能性があります。 太陽のフレア活動はとても穏やかです。 東西両端で見られていた小規模の活動も、今日は治まっています SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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