宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 3/25 11:12 太陽風磁場が強まっています。速度にも上昇の兆しがあり、コロナホールの影響が始まりそうです。
2005/ 3/26 09:41 コロナホールのため、太陽風が高速になっています(700km/秒)。オーロラ活動が活発になっています。
2005/ 3/27 09:35 高速太陽風が続いています(650km/秒)。オーロラも活発に活動しています。
2005/ 3/28 11:25 太陽風の速度は下がり続けています(530km/秒)。オーロラは活発に続いています。
2005/ 3/29 12:01 高速太陽風の領域を抜けつつあります(速度500km/秒)。オーロラ活動はとても穏やかです。
最新のニュース

2005/ 3/30 12:58 更新
太陽風は通常の速度に戻っています(440km/秒)。磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は緩やかに低下を続けています。
現在は440km/秒にまで下がり、通常のレベルに戻りました。
磁場の強度は5nTと、こちらも通常のレベルです。
南北成分は、ここまで北向きが主でしたが、この数時間ほど南向きが見られる様になっています。
このため、AE指数のグラフでも、前半部分は全く変化が見られていませんでしたが、
後半部分で小規模な活動が観測されるようになっています。
磁場の南向き成分は-2〜-3nTと小さなものですし、速度も下がっているので、
今後も小規模なオーロラ活動が見られる程度だと思います。

基本的に、磁気圏活動はもう2日ほどは穏やかな状態が続くでしょう。
4月1日に太陽風磁場のセクター境界が現れ、続いて磁場強度が強まるなどの乱れが起こりそうです。
そして、コロナホールのため2日頃から太陽風の速度が上昇を始めるでしょう。
4月1日頃からオーロラ活動も活発になりそうです。

放射線帯の高エネルギー電子は減少しています。
警戒ラインからは下がりました。

太陽面は西に傾いた小さな黒点群がひとつあるだけで、寂しい様子です。
フレア活動は低調で、X線のグラフにもほとんど変化がありません。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。