宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NICT)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
カナダ磁場 (CANOPUS)
オーロラ帯 (CANOPUS)
オーロラ(衛星) (NICT)
Alaskaカメラ (SALMON)
カナダカメラ (CANOPUS)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙環境情報
太陽地球環境予報
太陽地球環境情報サービス
宇宙天気システムグループ
Space Environment Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 3/20 09:31 太陽風南向き磁場が終わり、磁気圏はとても静穏です。
2005/ 3/21 18:49 太陽風の速度が600km/秒と高速になっています。オーロラ活動が活発になる可能性があります。
2005/ 3/22 13:21 太陽風の乱れは短期間で終わりました。現在は静穏です。一方、明日以降コロナホールの影響が始まります。
2005/ 3/23 10:29 太陽風(速度350km/秒)および磁気圏の活動は静かです。太陽フレアの活動も穏やかです。
2005/ 3/24 11:59 太陽風の速度は300km/秒と遅くなっています。磁気圏は概ね静穏です。
最新のニュース

2005/ 3/25 11:12 更新
太陽風磁場が強まっています。速度にも上昇の兆しがあり、コロナホールの影響が始まりそうです。

担当 篠原

24日19時(世界時24日10時)頃から、太陽風の磁場が強まって、15nT近くに上昇しています。
太陽風の速度も、それまでの300km/秒というとても遅い状態から、
400〜450km/秒と通常レベルまでですが上昇しています。
太陽風磁場の強まりは、コロナホールによる高速太陽風領域に入る前に良く見られます。
SOHO衛星の観測が無いため、コロナホールの現状は分かりませんが、
27日周期の図を見て分かる様に、間もなくコロナホールの影響が始まる事は予想されています。
その兆しが見えて来たと考えて良さそうです。

現在の地球磁気圏はとても穏やかです。
AE指数のグラフを見ると、オーロラ活動はほとんど起こっていない様です。
これは、太陽風磁場が北寄りに推移していることが影響しています。
ただし、現在は太陽風磁場が強くなっていますので、一旦南向き成分が現れる様になると、
大きな値になって、磁気圏のオーロラ活動を激しくする可能性があります。
また、今後は速度も上昇すると予想されますので、オーロラ活動はより大規模になる可能性があります。

太陽面では745黒点群がやや勢力を増している様に見えます。
小さなものですが、C1の小規模フレアを起こしました。今後どうなるでしょうか。
基本的にはフレア活動は静穏です。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。