宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 3/20 09:31 更新 太陽風南向き磁場が終わり、磁気圏はとても静穏です。 担当 篠原 19日23時(世界時19日14時)頃まで太陽風磁場の南向き傾向が続きました。 ACE衛星のデータを見ると、グラフの前半部分で -5nT前後の南向き磁場(赤線がマイナスになっている)が変化しながら続いています。 この影響で、磁気圏はやや活発な状態が続きました。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフを見ると、 500nT前後の小規模のオーロラ活動がグラフの前半で観測されています。 その後、太陽風磁場は南向き傾向から北向き傾向に変わりました。 地球磁気圏へのエネルギーの流れ込みが止まり、AE指数の後半はとても静かになっています。 北向き傾向への変化とともに、太陽風磁場強度が10nTから5nTに弱まり、 速度も450km/秒から400km/秒に低下するという変化が見られています。 現在は、南北成分は強度そのものが弱くなっています。 この数日、太陽風速度は通常レベルでほぼ安定していますが、 磁場の強度や南北成分がやや不安定な状態が続き、小規模のオーロラ活動が続きました。 今後はこのまま穏やかになりそうです。 しかし、もう3日ほど経つと、コロナホールによる次の太陽風の乱れが始まりそうです。 SOHO衛星の観測が無いために最新状況が分かりませんが、 27日前の前回の変化では速度が700km/秒まで高まりました。 太陽風の乱れは1週間に渡って続きました。 3月23日頃にセクター境界の切り替わり、太陽風磁場の強まりなどが起こり、 太陽風速度の上昇が始まるでしょう。 742,743黒点群がC2の小さな小規模フレアを起こしています。 これ以上活発になることはないでしょう。 これらの群はどちらも太陽の西に没しつつあります。 その他の黒点群は見られず、太陽面は黒点が見られない状態になりそうです。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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