宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 3/17 10:48 更新 太陽風磁場が大きく南向きになっています。速度は通常レベルですが、磁気圏活動が活発になりそうです。 担当 篠原 太陽風の磁場が強まっていると昨日のニュースでお知らせしましたが、 南北成分が大きく南を向きになっています。 17日1時(世界時16日16時)頃に南北成分が南向きに切り替わり、その後緩やかに南向きが強まっています。 現在は約-7nTになっています。 磁場強度そのもの(現在8nT)にほぼ達しているので、現時点ではこれ以上強まることは無さそうです (磁場強度が強まれば状況は変わります)。 オーロラの活動を示すAE指数のグラフを見ると、500nT程度の活動が続いています。 速度が400km/秒で通常レベルですので、大規模な擾乱には達しにくいと思いますが、 しばらく活動的な状態が続きそうです。 これからコロナホールの影響で太陽風の速度が上昇する可能性があります(27日周期の図を参照)。 速度が高まるとオーロラ活動も活発になりますので、磁場南向きが続く間は注意が必要です。 741黒点群は太陽面で西側(右側)にほぼ没しました。 742黒点群は現在も小規模ですが活動的な状態が続いています。 Cクラスのフレアを起こす可能性があります。 その他は目立つ活動的な領域はありません。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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