宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NICT)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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沖縄磁場変動 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 3/13 12:29 太陽風は低速になりました(360km/秒)。磁気圏のオーロラ活動は穏やかです。
2005/ 3/14 10:13 太陽風磁場の南向きが続いています。速度が遅いので大きな乱れにはなりませんが、磁気圏がやや活動的になるでしょう。
2005/ 3/15 10:53 太陽風磁場の南向きが強まったため、磁気圏活動が活発になりました。太陽風磁場の乱れはしばらく続く可能性があります。
2005/ 3/16 18:49 太陽風の磁場が強まってきました。明日から、コロナホールの影響で速度が上昇しそうです。
2005/ 3/17 10:48 太陽風磁場が大きく南向きになっています。速度は通常レベルですが、磁気圏活動が活発になりそうです。
最新のニュース

2005/ 3/18 11:54 更新
太陽風の速度は通常レベルが続いています(400km/秒)。太陽風磁場の変化に伴って、オーロラが活発になる時間帯が見られています。

担当 篠原

今日にかけて、高速太陽風が来る可能性を指摘していましたが、
太陽風速度は400km/秒と通常レベルのまま安定した状態が続いています。
SOHO衛星の映像が無いために詳細は分かりませんが、
コロナホールの規模が小さくなったのだと思われます。

磁場強度は7〜10nTとやや強い状態が続いています。
南北成分(ACEデータの赤線)も南に(マイナス方向に)振れたり、北に(プラス方向に)振れたり、
やや大きな変化を示しています。
この影響で、南向き磁場が現れた時にオーロラ活動がある程度活発になっています。
AE指数のグラフを見ると、前半と、真ん中の2つの時間帯に500nT程度の活動が現れています。

今回、コロナホールの影響が見られませんでしたが、今後も擾乱要因はしばらく無さそうです。
27日周期の図を参考にすると、4日間程度は比較的穏やかな状態が続くと予想されます。
現在、太陽風磁場がある程度の強度を保っており、南向きの変化も現れていますので、
同様の状態が続くとすると、今後もある程度のオーロラ活動が期待できそうです。
磁場強度が下がってくれば、一段と静穏な状態になるでしょう。
そして、3月22,23日頃から次のコロナホールの影響が始まりそうです。

太陽面では、742,743黒点群も西に傾き始め、それに続く黒点も見られません。
X線データを見ても、Cクラスに達する様なフレア活動すら観測されていません。
しばらく穏やかな状態が続くでしょう。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。