宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 3/16 18:49 更新 太陽風の磁場が強まってきました。明日から、コロナホールの影響で速度が上昇しそうです。 担当 篠原 ACE衛星の太陽風データによると、 太陽風の磁場強度が16日12時(世界時16日3時)頃から緩やかに上昇しています。 現在は10nTを越えるところまで強まっています。 この増加は、コロナホールの高速風と関係した現象の可能性があります。 現在SOHO EIT284カメラによる太陽の観測が休止していますので、過去の画像を見て下さい。 掲載している写真は、ちょうと太陽の1回転前にあたる2月17日の画像です。 太陽面の西側(右側)半分のところに暗いコロナホールが見えています。 この影響が明日頃から地球に及びそうです。 27日周期の図で前回の太陽風の変化を見ると、2月18日に600km/秒まで速度が上昇していました。 コロナホールの規模は大きなものではなかったため、高速風は2日程度で終わっています。 2月18日は、今周期では明日の3月17日に相当します。 コロナホールはゆっくりとですが、規模や位置が変わっていきます。 今周期の太陽風はどのような変化を示すでしょうか。 太陽風の磁場が強まっていますが、ほとんど北向きです。 このため、磁気圏はとても静穏です。 AE指数のグラフにはほとんど変化が観測されていません。 このまま北向きが続くと、磁気圏は静穏な状態が続きますが、 太陽風磁場が南向きに変化すると、強度が大きいのでオーロラ活動が活発になる可能性があります。 速度が上昇を始めると予想される明日いっぱいは注意が必要です。 太陽面では741,742黒点群が小さな活動を続けています。 昨日に続いて、今度は太陽の東側(左側)でCME(太陽ガスの放出現象)が発生しました。 今回もフレアではなく、フィラメント消失の様に見えます。 LASCO C3カメラの画像をご覧下さい。 これも地球に対して横を向いていますので、影響はないでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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