宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 3/14 10:13 更新 太陽風磁場の南向きが続いています。速度が遅いので大きな乱れにはなりませんが、磁気圏がやや活動的になるでしょう。 担当 篠原 14日4時(世界時13日19時)頃から、太陽風磁場が連続的に南を向く様になっています。 強度は-5nT程度で普通の大きさです。 太陽風磁場が南を向くと、地球の磁気圏にエネルギーが流れ込み易くなり、 オーロラが活発化したり、磁気嵐が発達したりします。 しかし、今回は太陽風の速度が340km/秒前後と遅いため、 入って来るエネルギーはあまり大きなものになりません。 オーロラの活動度を示す、AE指数のグラフを見ると、500nT前後の変化が観測されています。 オーロラなど磁気圏現象がやや活動的になっている様ですが、これ以上大きな変化にはならないでしょう。 この変化が小規模のコロナホールと関係するものなのか、 セクター境界と関係するものなのかはまだよく分かりません。 磁気圏が大きく乱れる事はないと思われますが、今後の太陽風の変化に注意が必要です。 この太陽風の変化の影響で、放射線帯の高エネルギー電子密度が変化を見せています。 特に、赤線のGOES12のデータに顕著な減少が見られています。 このまま警戒ラインを切るのかどうか、もうしばらく注意が必要です。 太陽面では、741,742の両黒点群が小規模ですが元気に活動しています。 小さなCクラスの小規模フレアですが、それぞれ2回ほど発生させています。 X線画像の動画を見ると、ちかちかと2つの黒点群が輝いている様子が見られます。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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