宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 3/10 11:34 更新 太陽風は高速状態が続いています(700km/秒)。オーロラも活動的な状態が続いています。 担当 篠原 コロナホールの影響が続いています。 太陽風の速度は650〜750km/秒の間で変化していいて、依然高速です。 SOHO EIT284の太陽画像を見ると、コロナホールはかなり太陽面の西側(右側)に移動しました。 これから次第に影響が弱まって行くでしょう。 27日周期の図を参考にすると、これから緩やかに速度低下が始まり、 2日ほどかけて通常レベルに戻ると予想されます。 太陽風の磁場は強度5nTが続いています。 南向き成分が頻繁に現れているのが今回の擾乱の特徴で、 現在も-3nT程度の南向き磁場が変動しながら常時現れています。 このため、オーロラ活動も活性化されていて、 AE指数で500〜1000nT規模の活動が頻繁に観測されています。 高速風が続いている間は現在規模の活動が続きそうです。今日1日程度ではないでしょうか。 速度が弱まり始めると、同時に磁場強度も弱まって行くと予想され、 オーロラ活動は次第に穏やかになって行くでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は密度が高い状態です。 数値的には、昨日よりもいくらか増加したようです。 太陽面では741黒点群がやや活発化している様です。 昨日のニュースで、久しぶりのCクラスフレアを東端の黒点群が起こしたと記しましたが、 これはデータの読み誤りで、741黒点群が正しい発生箇所でした。 お詫びして訂正致します。 741黒点群は今後も小規模フレアを起こす可能性があります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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