宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 3/ 5 12:12 更新 セクター境界を越えつつあるようです。磁気圏は穏やかです。明日以降、太陽風に乱れが発生するでしょう。 担当 篠原 太陽風は、速度は400km/秒前後と通常レベルで安定しています。 一方、セクター境界を越えつつあるために、磁場には乱れが発生してます。 磁場強度の小刻みな変化(ACEの白線)が見られ、磁場の大まかな方向(水色線)も変動しています。 太陽風磁場の南北成分(赤線)を見ると、最新の部分では南向きが続いています。 このため今後、ある程度のオーロラ活動が見られるかもしれません。 速度、磁場強度ともに通常のレベルですので、比較的小規模の活動にとどまると思われます。 今の所は、オーロラ活動を示すAE指数には変化は観測されていません。 これからコロナホールによる太陽風の乱れが発生します。 その影響で、オーロラ活動が活発化したり、小規模な磁気嵐が発生する可能性があります。 SOHO EIT284カメラの太陽画像ではコロナホール(太陽面上部に暗く見えている部分)が、 太陽の中心を過ぎ、西側に(右半分に)せり出して来ました。 27日周期の図を参考にすると、明日の夜頃から太陽風速度の上昇が発生しそうです。 前周期では、太陽風の速度は700km/秒を越えて、とても高速になっています。 速度上昇の前に、磁場強度の強まりが明日の午前中に始まると予想されます。 太陽風磁場の南北成分が乱れて、南向き成分が強まると、磁気圏内部が活動的になります。 高速風は5日程度続きそうです。 太陽面は現在もとても静穏です。 X線のグラフにはほとんど変化が発生していません。 太陽面の東端(左端)に黒点群が1つ見えて来ました。小規模な群の様です。 今後もこの状態が続きそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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