宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 3/ 7 11:49 更新 太陽風が高速になっています(600〜700km/秒)。オーロラもとても活発に活動しています。 担当 篠原 6日からコロナホールの影響で、太陽風の速度が上昇を始めました。 ACE衛星のグラフをご覧下さい。 6日12時(世界時6日3時)まで太陽風は速度400km/秒と通常レベルでしたが、 その後緩やかに上昇を始めました。 7日0時(世界時6日15時)頃に600km/秒を越え、 その後600〜700km/秒と高速状態が続いています。 太陽風の磁場も乱れています。 速度の上昇の前に、磁場強度は20nT近くにまで強まりました。 今日1枚めに掲載している3日間の太陽風データをご覧下さい。 4列めの速度グラフ(黄色線)が上昇する前に、1列めの磁場強度(白線)が増加している様子が分かります。 太陽風磁場の南北成分の変動も大きくなり(1列めの赤線が振れている)、 南向きの磁場が太陽風に強く現れていました。 このため、速度が高くなった事と組み合わさって、オーロラ活動がとても活発になっています。 AE指数の図をご覧下さい。 1000nTに達する活発なオーロラが頻繁に発生しています。 沖縄の磁場変動を見ると、静穏レベル(青の横線)から50nT程度減少しています。 小規模ですが、磁気嵐的な状態も発生している様です。 27日周期の図より、前周期の変化を参考にすると、 高速太陽風はこれから4日程度、3月11日いっぱい続きそうです。 明日の8日に速度がもう一段上昇する可能性もあります。 磁場強度は現在も8nT程度ありやや強い状態です。 南向き成分も続いています。 太陽風が高速で、南向きの磁場が頻繁に現れる状態が続いている間はオーロラ活動も続きます。 これから3〜4日程度この様な状態が続きそうです。 太陽面は現在も黒点がほとんど無く、フレア活動はとても静穏です。 ACE衛星が観測した、過去3日間の太陽風の変化。1列めの白線が磁場強度、4列めの黄色線が速度。横軸の数字は日付になります。 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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