宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
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太陽黒点 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 2/24 10:56 太陽風磁場が強まった状態が続いています。速度の上昇は無く、磁気圏は静穏です。
2005/ 2/25 10:29 太陽風磁場に乱れが見られていますが、磁気圏は静穏です。これから太陽風の速度が上昇するでしょう。
2005/ 2/26 10:06 太陽風の速度が上昇しています(550km/秒)。オーロラも活発になっています
2005/ 2/27 08:48 コロナホールの影響が続いています。オーロラはやや活発です。もう一段の速度上昇が起こるかもしれません。
2005/ 2/28 10:28 高速風(550km/秒)が続いていますが、速度の再上昇はありませんでした。高速風はもう2日ほど続きそうです。
最新のニュース

2005/ 3/ 1 10:51 更新
高速太陽風が続いています(600km/秒)。オーロラ活動もやや活発に続いています。

担当 篠原

コロナホールによる高速の太陽風が続いています。
速度は昨日から緩やかな上昇が見られ、600km/秒に上がっています。
太陽風磁場は強度が5nT程度に下がって来ました。
南向きの成分も時々現れており、オーロラ活動を刺激しています。
AE指数のグラフを見ると、500nTを越える程度の活動が数度に渡って観測されています。

高速太陽風はもう2日ほど続き、その後緩やかに速度が下がって行くでしょう。
それまでは、太陽風磁場が南を向いた時に、オーロラがやや活発になるでしょう。
磁場強度が弱まって来ていますので、大規模な活動は起こりにくくなっています。

太陽風が一旦静穏に戻った後、
3月6日頃から次のコロナホールによって擾乱が始まる可能性があります。
もう2日ほど経つと、SOHO EIT284の太陽画像で詳しい状況が分かると思います。

高速太陽風の後に放射線帯の高エネルギー電子が増加することがよくありますが、
現在は目立った増加は見られておらず、静穏な状態です。

太陽面写真では黒点が見えない状態になっています。
他の資料によると、739番という小さな黒点群が中心付近にある様です。
フレア(太陽爆発)活動は大変穏やかです。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。