宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 2/28 10:28 更新 高速風(550km/秒)が続いていますが、速度の再上昇はありませんでした。高速風はもう2日ほど続きそうです。 担当 篠原 昨日のニュースで、太陽風速度のもう一段の上昇が見られるかもしれませんと書きましたが、 結局、大きな変化は無く、550km/秒前後のまま高速状態が続いています。 太陽風磁場は9nT程度に強まったままですが、 南北成分(ACEデータの赤線)を見ると、北寄り(プラス寄り)で推移しています。 大きな南向き(マイナス成分)が見られていないため、 磁気圏のオーロラ活動はやや活発な程度に留まっています。 AE指数では、500nTの小規模な活動が一度と、更に小さな変動が2つほど見えているだけです。 最新の部分は、とても静かになっています。 高速風はもう2〜3日ほど続きそうです。 その後、磁場強度、速度ともに次第に低下していくでしょう。 速度が高い間は、太陽風磁場の南向きに影響されてオーロラが活発になる可能性があります。 太陽黒点がほとんど見えない状態が続いています。 フレア(太陽爆発)はとても穏やかです。 GOES衛星のグラフでも、X線強度がものすごく弱まっています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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