宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 2/27 08:48 更新 コロナホールの影響が続いています。オーロラはやや活発です。もう一段の速度上昇が起こるかもしれません。 担当 篠原 太陽風の速度がやや高い状態が続いています。 現在の速度は500km/秒です。 太陽風磁場の強度は5nTからやや強まって、約9nTになっています。 SOHO衛星EIT284カメラの太陽画像を見ると、 コロナホール(暗く見えている領域)の南北に大きく広がっている部分が、 地球に影響を及ぼす位置に達しました。 これからもう一段の速度上昇が見られると思われます。 太陽風磁場の強まりはその前段階の変化の可能性があります。 27日周期の図をご覧下さい。 速度の再上昇は27日前の前周期にも見られています。 1月31日の速度の変化がそれに相当します。 この時の速度の変化は、それまでの550km/秒が650km/秒に上がった程度です。 太陽風磁場は南北に変動が見られていますが、大きな変化ではありません。 このため、磁気圏にはあまり大きな影響は見られていません。 AE指数を見ると、500nT弱の小規模のオーロラ活動が発生している程度です。 今後も、太陽風磁場の南向き成分(ACEデータの赤線のマイナス成分)に注目して下さい。 太陽面は黒点がほとんど見えない状態が続いています。 GOES衛星のX線データでは、X線の背景強度はAクラス以下にまで下がりつつあります。 フレア活動は非常に穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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