宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 2/25 10:29 更新 太陽風磁場に乱れが見られていますが、磁気圏は静穏です。これから太陽風の速度が上昇するでしょう。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風磁場の南北成分が南北に振れる様になってきました。 27日周期の図を見ると、この変化は前周期の時と良く似ています。 速度はまだ大きな変化はなく、440km/秒です。 現在の磁気圏は静穏です。 太陽風磁場にやや乱れが出ましたが、オーロラ活動にはほとんど繋がっていません。 27日前の変化を参考にすると、これから一段と大きな太陽風磁場の乱れが発生するかもしれません。 それに続いて、今夜からは太陽風の速度も上昇を始めると思われます。 太陽風の乱れによって太陽風磁場の南向きが強まると、オーロラを活発にします。 (前周期を参考にすると、これから3日ほどにぎやかになるかもしれません) また、小規模の磁気嵐状態に発達する可能性もあります。 SOHO EIT284カメラの太陽画像によると、コロナホールの一番濃い部分が、 ほぼ真正面にきています。 この位置で吹き出した高速の太陽ガスは、3日ほどかかって地球に届きます。 これから4日程度の太陽風の変化に注目して下さい。 太陽黒点は非常に小さな群が見えているだけです。 フレア(太陽爆発)活動はとても穏やかです。 GOES衛星のX線データでは、バックグラウンドレベルがAクラスにまで弱まっています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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