宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 2/15 10:28 小規模な太陽風の乱れが発生しています。小さなオーロラ活動が見られています。
2005/ 2/16 11:41 磁気圏は静穏です。太陽風にやや乱れが見られています。これからコロナホールの影響が始まります。
2005/ 2/17 10:44 太陽風磁場が急に強まって、オーロラが活発になりました。これからコロナホールの影響が始まるでしょう。
2005/ 2/18 11:14 コロナホールの影響で太陽風が乱れています。磁気嵐状態になっている様です。
2005/ 2/19 11:21 太陽風の乱れで磁気嵐が発生し、オーロラも活発になりました。高速風は続いていますが、磁気圏活動は収まりつつあります。
最新のニュース

2005/ 2/20 11:06 更新
太陽風磁場が乱れており、オーロラを活発にしています。今後は穏やかになっていくでしょう。

担当 篠原

太陽風の磁場が南向き傾向で乱れています。
ただし、磁場強度は5nTと通常の強さですので、
南向きの強度も-3〜-5nT程度で激しい変化ではありません。
太陽風の速度は500km/秒前後でやや速い状態です。
このため、オーロラが活発に活動しています。
AE指数を見ると、500nT前後の小規模な変化ですが、連続的に活動が見られています。

ACEデータの最新部分では、磁場強度が10nTに強まっています。
南北成分は強い北向きのため、この状況では磁気圏への影響はありませんが、
今後南向きに反転する様な変化が現れると、オーロラ活動が一層活発になると予想されます。

これらの乱れは、基本的には長く続く変化ではないと思われます。
太陽風は次第に静穏な状態へと移って行くでしょう。

太陽では、昨日のニュースでも記しました様に、
太陽の西端(右端)にほぼ沈んでいる活動領域が活発になっています。
この領域で、19日19時半(世界時19日10時半)にM3.3の中規模フレアが観測されました。
半分は太陽の向こう側に回っている印象でしたので、
実際の活動はもっと大規模だったと思われます。
このフレアに伴ってCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。
SOHO衛星 LASCO C3カメラの画像をご覧下さい。
西側に放出していますので、地球への影響はありません。

こちら側に見えている黒点群の活動は穏やかで、735群に小規模フレアの心配がある程度です。
これらに続く黒点群は見られず、今後のフレア活動は穏やかになりそうです。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


SOHO衛星LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

2/19 12:18 UT

2/19 13:42 UT

2/19 15:18 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。