宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 2/20 11:06 更新 太陽風磁場が乱れており、オーロラを活発にしています。今後は穏やかになっていくでしょう。 担当 篠原 太陽風の磁場が南向き傾向で乱れています。 ただし、磁場強度は5nTと通常の強さですので、 南向きの強度も-3〜-5nT程度で激しい変化ではありません。 太陽風の速度は500km/秒前後でやや速い状態です。 このため、オーロラが活発に活動しています。 AE指数を見ると、500nT前後の小規模な変化ですが、連続的に活動が見られています。 ACEデータの最新部分では、磁場強度が10nTに強まっています。 南北成分は強い北向きのため、この状況では磁気圏への影響はありませんが、 今後南向きに反転する様な変化が現れると、オーロラ活動が一層活発になると予想されます。 これらの乱れは、基本的には長く続く変化ではないと思われます。 太陽風は次第に静穏な状態へと移って行くでしょう。 太陽では、昨日のニュースでも記しました様に、 太陽の西端(右端)にほぼ沈んでいる活動領域が活発になっています。 この領域で、19日19時半(世界時19日10時半)にM3.3の中規模フレアが観測されました。 半分は太陽の向こう側に回っている印象でしたので、 実際の活動はもっと大規模だったと思われます。 このフレアに伴ってCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 SOHO衛星 LASCO C3カメラの画像をご覧下さい。 西側に放出していますので、地球への影響はありません。 こちら側に見えている黒点群の活動は穏やかで、735群に小規模フレアの心配がある程度です。 これらに続く黒点群は見られず、今後のフレア活動は穏やかになりそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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