宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 2/17 10:44 更新 太陽風磁場が急に強まって、オーロラが活発になりました。これからコロナホールの影響が始まるでしょう。 担当 篠原 16日19時(世界時16日10時)ころから、太陽風の磁場が急に強まりました。 その6時間ほど前にセクター境界(太陽風磁場の大まかな方向が逆転する)を越えており、 これに伴う擾乱だったと思われます。 それまで5nT程度だった磁場強度が、13nTまで強まりました。 強い南向き成分が現れ(-10nT)、オーロラを活発にしました。 AE指数では500〜1000nTの変化が観測されています。 また、沖縄の磁場データを見ると、 静穏レベル(青の横線)から-50nT程度磁場が弱まる変化が観測されており、 弱い磁気嵐の状態になっていた様です。 太陽風の速度には変化がなく、400km/秒と通常レベルのままだったので、 大きな乱れにはなりませんでした。 太陽風磁場の乱れは14時間ほど続きました。 17日9時(世界時17日0時)には磁場強度も弱まって、5nTに戻っています。 ただ、南向き磁場が現れているため、オーロラ活動は弱まりながらも続いています。 これから、コロナホールによる太陽風の乱れが発生すると予想されます。 太陽風速度の変化に注目して下さい。 ただし、コロナホールの規模や位置から、あまり大きな速度上昇にはならないと思われます。 乱れは2〜3日続きそうです。 17日8時半(世界時16日23時半)に、734黒点群がC5の小規模フレアを発生させました。 733,734,735の3つの黒点群がこの数日にぎわっていましたが、ここまでで最も大きなフレアです。 また、735群は磁場構造の複雑さを増している様で、より大きなエネルギーを蓄えつつあるようです。 今後は、中規模フレアを起こす可能性もあるとのことです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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